歯科医院の経営として、一部分でも自費診療を入れないと経営は厳しいのかというと、そういう側面もありますが、患者さんは高額の健康保険料を支払われています。保険で安く高度な医療を受ける権利はあります。
ただ、欧米などと比較すると、日本の歯科保険料は安すぎるという事も知って頂きたいのです。そんな現実もありますが、8020運動の成果もあり、80歳になっても20本以上の歯が残っている方の割合が目標であった50%を達成しました。
歯がなくなれば歯科医師の仕事は減るかもしれませんが、歯が残っている高齢者が増えれば、歯周病や被せ物・入歯の管理などで歯科医院に通う必要性は高まると推測できます。
加えて自宅での開業も可能なで深夜勤務も無い、ワークライフバランスのとりやすい仕事と言えます。現在は歯科のアンバランスな面が強調されていますが、次第に解決していくのではないかと思います。