セカンドオピニオン2

「7歳から矯正治療をしており、現在18歳。装置の使用が予定よりも長引いています。別の病院を受診した方が良いのでしょうか。」という質問。最初の咬み合わせや歯並びの状態により、治療が長期戦になる事もあります。例えば受け口の場合、身長の伸びる時に下あごが比例して成長したりしますので、早期治療で治った見えても安心できないのです。その為、下あごの成長や永久歯への生え変わりを観察しながら、身長の伸びが少し鈍った状態で本格治療を行います。家系に受け口の遺伝があったりすると、女性は18歳ごろまで、男性では20歳ごろまで安心できません。また、内分泌系の異常による下あごの過成長があったりすると、治療時期の予想が難しくなります。しかし、同じ矯正装置を入れっぱなしにしておく事はありません。歯に固定する装置は、早期治療・本格治療の時期に使用し、その間、場合によっては一度装置を外して経過を診る事もあります。この経過期間ずっと口の中にブラケットなど固定式の装置が入っているという事ならば、他の矯正歯科医に相談してみる事をお勧めします。

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