特にドライマウスの人は入歯の調整に時間がかかります。床は唾液の水分によってぴったりとくっついているので、ドライマウスの人は水分が足りず入歯が動きやすくなってしまうのです。また、歯ぎしりや食いしばる癖のある人も調整に時間がかかる事があります。入歯を使用する生活に慣れるまでには患者側のトレーニングも必要となります。入歯を入れてすぐは、歯茎を傷めないように柔らかいものや細かく切った物を食べるように意識します。そして慣れたら徐々に硬いものや大きい物も噛めるようにトレーニングしていくのです。痛みが生じている場合には、床が歯茎を傷付けていたり、噛み合わせによって歯茎の一部に力が集中してかかっている可能性が考えられます。こうした問題を解決すれば痛みは解消されますので、まずは変な遠慮はせず歯科医師に相談してみましょう。