「糖尿病」と、お口のケアが密接な関係であると、歯科医が語るエッセイを、先日読みました。歯周病を患っている患者さんは、糖尿病を発症するリスクが2倍ほど高いと言うのです。これは、お口の中で歯周病菌が出す毒素によるものが影響していると考えられているようです。歯周病と言いますと、歯肉や歯茎に炎症を起こし、最終的には、歯がグラグラと抜け落ちてしまうような怖い病気であります。その歯周病菌が、出す炎症物質の中に、糖尿病が発症しやすくなる原因成分が含まれているようなのです。お口のケアは、口臭予防だけではなく、糖尿病などの発症リスクを下げてくれる効果がるようです。日頃からの、歯磨きなどのケアも重要ですが、定期的に歯科医を訪れ、プラークや歯石を、クリーニングする事は、全身の健康を予防する意味でも大切な検診であるのですね。このような話しと聞くと、歯科への重い足取りが、少しは軽くなったでしょうか。歯医者に行きたくないと、定期検診から遠のいてしまっている方々がいあらっしゃいましたら、未来の健康な自分への奉仕だと思い、その重い腰を上げるように歯医者さんに向かいましょう。